転職エージェントは、転職のノウハウに長けたアドバイザーのことです。提出書類の作成や添削をはじめ、転職活動のあらゆる面で求職者をサポートしてくれる存在です。
そんな転職エージェントを利用するときの注意点をご紹介します。
[ 目次 ]
- 1.転職エージェント利用の注意点の前に...転職エージェントって?
- 1-1.転職エージェントは忙しい社会人の味方
- 1-2.キャリアの空白期間をつくらない
- 1-3.書類作成もお願いできる?
- 1-4.給与交渉も可能な頼れる存在
- 2.転職エージェントを利用するときの注意点
- 2-1.企業情報をそのまま鵜呑みにしない
- 2-2.ミスマッチな求人を紹介されることもある
- 2-3.大手転職エージェントを利用すれば良い転職ができるわけではない
- 3.転職エージェントも人間です!転職エージェントの好印象を引き出すポイント
- 3-1.嘘をつかない
- 3-2.期限を守る
- 3-3.礼節を持ってアドバイスを聞く
- 3-4.思っていることは正直に言う
- 4.転職エージェントを上手く利用するコツ
- 4-1.ミスマッチな求人は早めに伝える
- 4-2.求人が出ていない企業でも希望を伝えてみる
- 4-3.書類作成が可能な場合は頼る
- 4-4.どこで働きたいか分からない方はまず相談する
- 4-5.退職時のアドバイスをもらう
- 5.まとめ
はじめまして。転職エージェントとして日本全国に向けた職業紹介サービスを提供しているJOBDOOR(ジョブドア)です。
こちらのブログでは転職成功への入り口となるような情報を発信しています。
転職エージェント利用の注意点の前に...転職エージェントって?
転職エージェントは、求人動向や転職ノウハウに長けたキャリアアドバイザーです。
転職エージェントに登録をすると、一人ひとりに担当者が付いて、転職に関するあらゆる相談に乗ってくれたり、転職活動に関するサポートをしてくれたりします。
転職エージェントは忙しい社会人の味方
具体的なサポート内容は以下のとおりです。
・履歴書や職務経歴書などの書類の添削
・一問一答などの面接対策
・応募前の会社調査
・面接日程の調整など企業とのやりとりの代行
今の仕事を続けながらだと時間がなかなか取れず、書類のブラッシュアップができないため、書類選考で残念な結果になってしまう方も多くいらっしゃいます。
また、企業とのやりとりも、時間がなかなか作れないために返事が遅くなってしまい、面接前の印象悪化につながってしまうケースも存在します。
転職エージェントのサポートを受けることで、こうした状況を改善することが可能です。「忙しい社会人の味方」と言っても過言ではありません。
特別な理由がない限りは、転職エージェントのサポートを受けることをおすすめします。
キャリアの空白期間をつくらない
転職エージェントを利用することで、今の仕事を続けながら無理なく転職活動をすることができます。
また、すぐに転職を検討していない場合でも相談に乗ってもらうことができるため、今の仕事を続けながら、転職活動に有利な資格について教えてもらうことも可能です。
書類作成もお願いできる?
書類作成サービスを提供している転職エージェントもあります。自分で書類作成をするのが苦手な方は、担当者に相談してみましょう。
JOBDOORでは、キャリアアドバイザーが求職者にヒアリングを行い、書類作成を代行するサービスを行っています。
客観的な目で見た求職者の長所や自己PRを作成しますので、お気軽にご相談ください。
給与交渉も可能な頼れる存在
現職からの給与アップを目指して転職される方もいらっしゃるでしょう。その際避けて通れないのが、企業との給与交渉です。
基本的に、給与交渉は面接時や内定承諾後に行う場合が多いです。求職者本人が給与交渉をした場合、給与のことしか気にしていないような印象となってしまい、入社前に心象が悪くなってしまうケースもあります。
転職エージェントを利用することで、担当者が求職者に代わって給与交渉を行ってくれるため、心象悪化を防ぎながら、希望の給与を得られるよう調整してくれます。
第三者が給与交渉を行うことで、入社後も働きやすい環境をつくることができるのです。
給与交渉に関して、詳しくは以下の記事で紹介しています。
転職エージェントを利用するときの注意点
企業情報をそのまま鵜呑みにしない
転職エージェントが教えてくれる企業情報をすべてそのまま受け取るのは避けましょう。情報を鵜呑みにしていると、志望企業のどこに魅力を感じ、なぜ働きたいと思ったのか、面接時に自分の言葉で話すことができません。
また、すべてのエージェントに当てはまる訳ではありませんが、エージェントによっては転職を成功させるために、企業の良い面ばかりを案内するケースも存在します。
教えてもらった情報だけではなく、必ず自分でホームページを見たり調べたりして、企業の知識をつけておくようにしましょう。
ミスマッチな求人を紹介されることもある
ミスマッチな求人を紹介されてしまうケースも少なからず存在します。
すべての転職エージェントではありませんが、転職エージェント側の都合で、求職者に合っているかよりも、エージェントとしての売上が大きい企業を紹介されてしまうことがあります。
また、売上にとらわれて、求職者に寄り添わず「とりあえず一旦やってみませんか」といった言葉を投げかけてくるケースも無いとは言えません。
こうしたケースに惑わされず、求職者であるあなたのことを第一に考えてくれるエージェントを選ぶようにしましょう。
「選ぶと言っても、複数のエージェントに登録しても良いの?」と思った方もいらっしゃるでしょう。
複数エージェントの登録については、以下の記事で詳しく説明しています。
大手転職エージェントを利用すれば良い転職ができるわけではない
必ずしも大手の転職エージェントを利用することで、満足度の高い転職ができるとは限りません。
大手エージェントと地方エージェントにはそれぞれのメリット、デメリットがあります。
大手エージェントのメリット・デメリット
大手エージェントでは幅広い業界や職種の求人を多数保有している点がメリットと言えるでしょう。一方で、地方の優良企業の求人の保有数は少なく、地方で転職をすすめたい方にはデメリットと捉えられます。
地方エージェントのメリット・デメリット
地方エージェントでは、地方の企業とのつながりが強いため、独自の優良求人を保有しているケースがあります。ただし、業界や職種に偏りがあることも多く、必ずしも希望する業界・職種での求人があるとは限りません。
地方エージェントのメリットについて、更に詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
求職者であるあなたが、どこでどのような働き方をしたいかによって選ぶべきエージェントが変わると言えるでしょう。
富山県で転職する場合のおすすめのエージェントをまとめて以下の記事でご紹介しています。
転職エージェントも人間です!転職エージェントの好印象を引き出すポイント
当たり前と思われるかもしれませんが、転職エージェントもエージェントである前に人間なので、求職者の印象が良いほど「良い会社を紹介したい」と思えるものです。
以下のポイントに気をつけて、出来るだけ好印象を得ることで、良い会社との縁につながると言えます。
嘘をつかない
職歴・経歴・年収を偽られる方が多くいらっしゃいます。
職歴・経歴に関しては入社後のトラブルに繋がってしまうため、嘘をつかないようにしましょう。
年収に関しては、源泉徴収票を提出することで嘘が発覚し、信用がなくなってしまうことがあります。こちらも正直に伝えるようにしましょう。
「現在の低い年収を転職エージェントに伝えるのが嫌」「低いものを伝えると高くしてもらえないのでは」といった声を聞くことがありますが、心配せず正直に伝えてくださいね。
あなたの年収をあげられるようしっかりと交渉を行いますし、今の年収を伝えてもらうことで、あなたの市場価値を適正に判断し、相場に合った求人をご紹介できます。
また、入社後にどのように給与があがっていくのか、給与形態に関してもしっかり説明できます。疑問や不安を解消するためにも、嘘はつかず、正直に現状を伝えましょう。
期限を守る
転職ではあらゆる期限が設定されます。エントリーや内定承諾の返答期限、履歴書や職務経歴書の提出期限が代表的な例でしょう。
期限を守らなかったことで、求人がなくなってしまったり、他の方に入社が決まってしまったりするケースも存在します。
また、書類の提出期限を守らなかったことで、エージェントだけでなく応募企業に迷惑がかかってしまうこともあります。
どんなに今の仕事が忙しくても、決められた期限はしっかりと守りましょう。
礼節を持ってアドバイスを聞く
面接で自分のことばかりを話してしまう方に対して、傾聴のアドバイスをしても聞く耳を持っていただけないことがあります。
エージェントはあなたが企業に合格するための客観的なアドバイスをしてくれます。転職エージェントのアドバイスは素直に受け入れるようにしましょう。
また、エージェントに対して敬語を使わないなど、最低限の礼節がない方もいらっしゃいます。礼節がない方は採用企業のことを考えたときにご紹介が難しいという判断になってしまうので、社会人としてのマナーを守って転職エージェントと接するようにしましょう。
思っていることは正直に言う
事務職を未経験ではじめたい、といった問い合わせを受けて求人をご紹介しても、なかなかエントリーされない方もいらっしゃいます。
なぜ応募されないのか、希望条件と異なる場合はどこが異なるのかがわからないために、エージェントも求人を紹介しにくくなってしまうことがあります。何度もヒアリングを重ね、希望条件と異なるため応募しなかった、と伝えられるケースが多いです。
求人のミスマッチを防ぎ、よりよい転職先を見つけるためにも、希望条件については特に正直に伝えるようにしましょう。
転職エージェントを上手く利用するコツ
ミスマッチな求人は早めに伝える
希望条件は多少わがままと感じるくらいでも良いのでたくさん伝えるようにしましょう。
紹介された求人の中で合わないと感じたものは正直に伝えることで、自分の希望条件に合った求人をエージェントに探してもらうことができます。
求人が出ていない企業でも希望を伝えてみる
求人が出ていない企業でも、働きたい企業が決まっている場合はそれを転職エージェントに伝えてみましょう。
転職エージェントは、企業とのやりとりのなかでニーズを引き出し、求人をつくることも仕事としています。希望を伝えることで、企業に働きかけてくれることもあります。
実際にあったケースをご紹介します。年収600マンを希望していたAさん。求人が出ていないものの、働きたい企業があり、その企業でやりたい仕事がありました。
Aさんはそれまで経理と営業の経験があり、経営や財務の状況を理解しながら営業できることが強みでした。そうしたスキルをエージェントが志望企業に売り込み、求人が出ていなかったエリアで求人を出してもらうことができました。
その求人に応募し、Aさんは志望企業・志望職種での内定を獲得することができました。現在もやりがいを感じながら働けていると話されています。
このように、人材やスキルを知った上での売り込みもエージェントは行います。そのためにも、自分のスキルや強み、希望はしっかりと伝えるようにしましょう。
書類作成が可能な場合は頼る
仕事を続けながら応募書類を作成するのが難しい場合は、書類作成サービスを提供している転職エージェントに頼るのがおすすめです。
JOBDOORでは、キャリアアドバイザーが直接求職者にヒアリングを行い、書類作成を行っています。
客観的な目で見た求職者の長所や自己PRを作成しますので、お気軽にご相談ください。
どこで働きたいか分からない方はまず相談する
「今の会社をやめたいけど、どこで働きたいかも分からない」といった方も中にはいらっしゃるでしょう。また「自分の長所や強みが分からない」といった声もよくお聞きします。そのような悩みを抱えた方も、一度エージェントに相談してみることをおすすめします。
これまでの経歴をお聞きして、あなたの強みを判断したうえでお仕事を紹介してくれるはずです。
退職時のアドバイスをもらう
転職活動をすすめると同時に、退職時期のアドバイスを貰うのもおすすめです。転職時期、退職時期はいつがベストか相談に乗ってくれます。
基本的には、賞与をもらってから転職・退職について伝えると良いとされています。賞与を貰う前に転職や退職について伝えると、賞与の査定に響くことがあるためです。
退職に関して悩んだ場合も、気兼ねなくエージェントに相談してみましょう。
まとめ
転職エージェントは、忙しい社会人がスムーズに転職をするための心強いサポーターです。書類作成や添削、面接対策、企業調査に加え企業とのやりとりも代行してくれます。
希望する求人を紹介してもらうために、どのような仕事、働き方をしたいかといった希望はしっかりと伝えるようにしましょう。
自分の強みがわからない、退職のタイミングがわからない、といった悩みの相談にも乗ってくれます。転職について悩んだり迷ったりした際は、気軽に転職エージェントに相談してみてくださいね。