はじめての転職

転職のきっかけは?転職理由ごとに考える転職活動のフロー

今回は、転職のきっかけとなる理由についてご紹介します。転職を決意する理由やポイントはどんなことが一般的に多いのか気になる方も多いと思います。そこで、転職理由から、その理由ごとに考える転職活動のフローについてまとめました。

はじめまして。転職エージェントとして日本全国に向けた職業紹介サービスを提供しているJOBDOOR(ジョブドア)です。 こちらのブログでは転職成功への入り口となるような情報を発信しています。

転職を考える際には、きっかけとなる理由が存在します。人それぞれ異なりますが、転職理由を客観的に見ることで自分の考えや意思を冷静に確認することにも繋がります。そこで今回は、JOBDOORでよくお聞きする転職者の方の転職理由などを軸に、きっかけ別の転職成功事例までをご紹介します。ぜひ、参考にしてください。

 

転職活動の経験者はどれくらいいるの?

まず、転職活動の経験者はそのくらいいるのかを見ていきましょう。リクナビNEXTのアンケートによれば、20~50代の働く男女209名(男性120名、女性89名)にアンケート調査を実施したところ、半数以上の人が実際に転職活動をして転職を経験したことがあると答え、さらに、転職活動はしたが転職には至らなかったという人が12.4%となり、転職活動の経験者としては65%の人が転職活動を経験しているという結果になりました。

このことからも、今の時代、「転職することは当たり前」であるということがデータでもはっきりと浮き彫りになりました。また、年代別に見ても、転職に関して何らかのアクションを起こしたという人も、下記の結果となり、年代があがるにつれ増えていることがわかります。終身雇用がスタンダードだった昔に比べて、現代では、きっかけさえあれば誰でも転職することができる時流であり、転職に対してもポジティブに捉えているということも読み取れます。働き方も多様化しており、キャリアアップやライフステージの変化に応じて転職を選択する人が増えているともいえるでしょう。

引用元:リクナビNEXT「転職は当たり前の時代に?転職に対するイメージと本音をアンケート」

 

JOBDOORでよくある転職のきっかけ

では、次に、転職のきっかけとなる理由についても分析していきましょう。JOBDOORを利用される方に多い転職理由をご紹介します。

 

今の給与に不満がある

一番多い転職のきっかけが、「給与に対する不満」です。「残業代がつかない」「賞与がでない」などのほか、「昇給がない」「頑張っても評価されない」など入社前に聞いていた話と違ったというケースも多いです。また、インセンティブでやればやるだけ稼げると聞いていたものの、実際は、インセンティブももらうまでのハードルが高く、自分が思い描いていた金額には到底届かないといったこともあります。悪質なものになると、早めにタイムカードを切らされて、その後に作業させられたといったケースもあり、会社に対する不信感を募らる結果となってしまった方もいらっしゃいました。

 

勤務時間が合わない

次に多い転職のきっかけは、「勤務時間のミスマッチ」です。結婚や出産、転居などライフステージや生活環境の変化によって、これまでは大丈夫だった勤務時間に無理が生じてしまったことによる転職も多いです。「夜勤が多い」「残業時間が長い」「通勤時間が長すぎる」など、仕事とプライベートの両立ができなくなったケースや、反対にもっと稼ぎたいのに、昼勤しかなく稼ぐことができないといった不満から夜勤や残業の多い仕事を希望される方もいらっしゃいます。

 

仕事が合わない

比較的若い方に多い転職のきっかけが、「仕事が合わない」という理由です。入社したものの、実際に働いてみると思っていた仕事と違っていたなど業務内容に関するミスマッチがきっかけとなったケースが多いです。例えば、「工場でモクモクとした作業が苦手だった」「営業職に就いたがコミュニケーションが苦手だった」など、特に、新卒で入社した方にとっては初めての社会経験でギャップを感じることが多いようです。また、ルート営業をしていたが、新規営業をやってみたくなったなど、仕事を通して自分自身の適性に気付いた、やりたいことを見つけたといった方もいらっしゃいます。

 

人間関係がうまく行かない

職場の人間関係に悩み転職を決意する方もやはり一定数いらっしゃいます。なかでも「上司と合わない」が最も多く、「理不尽なことを要求された」「パワハラ」「暴言」などの不満を抱えている方もいらっしゃいます。また、経営陣や上司が変わったため、今までの体制がガラッと変わってしまったなど、会社や職場の雰囲気が変わったことにより、会社の将来性に疑問をもったり、働きにくさを感じたりして転職を考え始めたという方もいらっしゃいます。意外にも、同僚同士でのコミュニケーションに悩んで転職される方は少ない印象です。

 

幅広い経験・知識を積みたい

最後に挙げられる転職のきっかけは、「キャリアアップを図りたい」という理由です。これまでの、知識や経験を生かして異業種で活躍したいという方はもちろん、スキルの向上を図りたいなど、自分の将来のビジョンを踏まえたうえで転職活動を始める方も多いです。また、「一般事務から経理事務になりたい」「総務から社労士の資格を取りたい」など資格取得を目指して働きながら勉強できる環境に身を置くために転職をする方もいらっしゃいます。

 

転職理由を上手に伝えるコツ

面接の際にも、転職理由を聞かれることも多いですが、ネガティブな要素を含むような理由、例えば、先述した人間関係や前職に対する不平不満などはそのままストレートに伝えるのは印象を下げてしまうことにもなります。そこで転職理由を上手に伝えるコツをご説明します。

 

ポジティブな要素を伝える

やはり転職理由はネガティブになりやすいので、転職理由からつなげるイメージで、なぜこの会社を志望したか説明することを心がけましょう。そこの一貫性を出すことでたとえネガティブな転職理由だったとしてもポジティブに転じることができます。例えば、「残業が多くて転職を考えた」も「家族と過ごすための時間を作りたかった」などに転換するだけでも、印象がガラッと変わります。このように、前向きな言葉に置き換えるだけでも好印象を与えることができ面接の際に有利に働きます。どんなにネガティブな理由だったとしても、「こんな風に働きたい」という前向きな理想や希望を自分のなかで明確にしておくことが大切です。

 

前の会社の悪口を言わない

次に、「前の会社の悪口を言わない」ということが大切です。給与が少ない、人間関係で悩んでいたとしても、それはあまり言わないほうがベター。たとえ「上司と合わなかった」という理由が直接の転職の要因だったとしても言わないほうがよいです。なぜなら、この会社にきても同じような悩みに直面するのでは?と思われるからです。それでも、もし、前の会社の悪かったポイントを言わざるを得ない場合は必ず、そこを改善するために自分が何を行動したかを説明するようにしましょう。

 

結論ファーストで話す

最後に基本的なことですが、自分の強みやこれまでやってきた経験を熱く語りたいのはわかるのですが、今までの経歴を長くたらたらと喋っても相手には刺さりません。まずは端的に理由を説明することが大切です。例えば、「転職を考えた理由はスキルを向上させたいからです。前職では●●なことをやっていました…」など結論を先に伝えることで面接担当者にもより明確に、あなたがどんな人でどんなことを求めて働きたいのかが伝わりやすくなります。

 

きっかけ別の転職成功事例

今の給与に不満がある(Aさん:20代男性)

製造業で溶接の仕事をしていたAさん。給与をもう少し上げたいと思っていましたが、前職の職場では昇給額も少なく賞与も年間約2ヶ月分しかもらえなかったため転職を決意しました。NC旋盤は未経験だったが、溶接からNC旋盤に希望職種を変えて探したところ、交替勤務経験があり20代前半という若さも企業から歓迎されたうえ、真面目で素直な人柄も高評価を得たため、就業先が決定。月収も5万円アップし、賞与も年間約7ヶ月分となりこれまで以上にモチベーションを高く持って働いてらっしゃいます。

 

人間関係がうまく行かない(Bさん:30代女性)

会社の上層部や全体の風通しが悪く、働きづらさを感じていたBさん。残業が少なく給与は前職の水準は保持したいという条件面での希望もありましたが、職場の人間関係を重要視していました。条件に合った企業が見つかった際にも、JOBDOORの担当者に風通しのよさや職場環境について綿密に確認してから安心して面接に臨まれました。面接の際には、社長や上司となる方に対してやさしい話し方や物腰のソフトな感じなどから好印象を抱き、働きやすい職場であることを感じ取ったそうです。無事、就業が決まり働き始めましたが、思った通りみなさんフレンドリーでとっても働きやすいと喜んでらっしゃいます。

 

まとめ

いかがでしたか?さまざまな転職理由がありますが、それをポジティブに考えながら転職活動に臨むことで道を拓いていくことが可能です。「自分がどんな風に働きたいのか」の理想や希望を持ち、転職活動を進めていくことが大切です。私たちJOBDOORでは、現職に対する不満や転職したい理由を親身になってお聞きしながらその方に寄り添ったアドバイスをおこなっております。もちろん相談だけでもOKです。

JOBDOOR(ジョブドア)では、「ひとりで悩まない転職」をモットーにあなたの転職活動と未来を全力でアシストします。的確なアドバイスときめの細かいサポートであなたと企業様を繋ぎます。ぜひ、お気軽にご相談ください。