今回は、転職回数について取り上げます。何社も転職を経験してきた方にとっては、転職回数の多さが面接の際に不利になるのではないかと不安に感じている方も多いのではないでしょうか?そこで、転職回数を好印象に見せる考え方を紹介します。
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はじめまして。転職エージェントとして日本全国に向けた職業紹介サービスを提供しているJOBDOOR(ジョブドア)です。 こちらのブログでは転職成功への入り口となるような情報を発信しています。
転職が当たり前の時代になった現代において、複数の企業での勤務経験は珍しいことではありません。しかし、転職回数が多いことで採用選考の際に、影響を与えてしまうのでは?と考える人も少なくありません。今回は転職回数の多さをいかにポジティブに捉え、面接時に伝えるかから、実際に転職に成功した事例までをご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
転職経験はどれくらいが平均的?
政府統計によれば、転職経験の回数は以下の表の通りです。1回だけ転職を経験した人は27.7%で最も多く、次いで、3回が19.5%、2回が18.9%となっており、転職を1~3回経験したことがある人は全体の約66%になっています。また、6回以上経験した人は13.4%いました。このことからも、現代の日本において転職することは、スタンダードになっており、複数回転職を経験している人も多いことがわかります。
また、20代では転職回数が1回という人が大多数ですが、30~34歳では、2回、35~39歳では3回経験したという人が一番多いという結果となりました。
出典・引用元:政府統計(令和2年「雇用の構造に関する実態調査」/「転職者実態調査」)
転職回数が多いことを企業はどう捉えるの?
実際に、転職回数が多いことを企業側はどうとらえるのでしょうか?年齢の割に転職回数が多いと、正直あまりよい印象はないケースがほとんど。
・忍耐力が足りない
・コミュニケーションがとれない
・スキル不足を疑われる
・健康面が不安定
など、実際このように思われる風潮はあります。だからこそ、少しでも好印象に捉えてもらうためにフォローが必要となってきます。転職した理由を明確にし、ポジティブな考え方を伝えることが大切です。また、転職エージェントを利用することで、第三者の立場から適切なサポートをしてもらうことも有効です。
ただし、士業や医師・看護師などの専門性が高い職種は、同じ職種でも専門内容が多岐に渡るため、転職回数が多くても上記のように思われることはあまり少ないようです。
転職回数が多い理由をうまく伝えるポイント
転職回数が多い理由を上手に伝えるポイントを見ていきましょう。
自己分析をする
まず、転職回数が多い理由がどこかにあるはずですので、自己分析をしてその理由を明確にしましょう。「思っていた仕事と違っていた」「職場の環境が合わなかった」などさまざまな理由が考えられると思いますが、面接でそれらをストレートに伝えるのはNGです。
例えば、「今までは企業情報を調べずに、内定をもらったら楽観的に考えてきたが、今回は会社のことを調べ、共感できるポイントがあったから応募させていただいた」など、その理由からポジティブな答えを導きだすことが大切です。また、自分にも力不足な点があったことを素直に認めて、それに対して今度はどうやって改善をしていきたいかを考えることも印象アップにつながります。
前向きな姿勢を見せる
企業としては長く定着して働いてくれるのかどうかをみますので、「今度こそ腰を据えて働きたい」という姿勢を見せることが肝心です。そのためには、なぜこの会社なら長く働けると思ったのかの理由付けが大切。会社の経営理念、社員インタビュー記事、口コミサイトなどからあらゆる情報を拾って、どの部分に共感できたのかをしっかりと自分の言葉で伝えましょう。
キャリアプランの一貫性を伝える
最後はキャリアプランの一貫性を伝えることです。目指す姿があって、自分でプランを立てて転職している方は、そのプランを説明することで説得力が増します。その際には、自分の持っているキャリアプランと応募した会社がどれだけマッチしているかを伝えることがポイントです。自分の経験や知識をどのようにその会社で活かせるかを、今までの経験を元にしっかりと伝えましょう。
転職回数が多い方の転職成功事例
Aさん(男性・30代/転職経験:5回)
接客、製造、介護などさまざまな職種を経験してきたなかで、製造業が自分に一番あっていると思ったAさん。製造業で腰を据えて働きたいと思い転職を決意しました。書類選考で5社以上落ちてしまったため、JOBDOORに相談にいらっしゃいました。転職回数の多さがネックになっていると感じ、その経験を好印象に見せるような履歴書や職務経歴書の書き方をアドバイスさせていただきました。
その結果、書類選考を突破することができ面接に進みました。面接にも担当者が一緒に立ち会い、言葉に詰まった際にはフォローを入れながら、共に転職活動を進めていきました。仕事も無事決まり現在は、希望する製造業でいきいきと働いてらっしゃいます。
Bさん(男性・30代/転職経験:3回)
施工管理の仕事を経て、個人の税理士事務所に入り、税理士資格を取得したBさん。その後、大手の税理士法人に転職し税理士として活躍していました。地元へのUターンするため転職活動をスタートしました。
個人と大手の税理士事務所を経験したことで税理士としての全ての業務を学んだことを生かして、経営コンサルタントを目指せる仕事を探し、数社から内定をもらいました。最終的には、世界に拠点を持つ地元でも有数の大手企業で財務管理の仕事に就くことになりました。
まとめ
いかがでしたか?転職回数が多いことで転職に不利になる可能性もゼロではありませんが、どのように志望動機や熱意を伝えるかによって印象は全く違ってきます。転職回数の多さをポジティブに転じて伝えられるようにポイントを押さえながら効率的な転職活動を進めていきましょう。私たちJOBDOORでは、転職回数の多い方でも書類の書き方から、面接時のアドバイスやフォローまできめの細かいサポートをおこなっております。
JOBDOOR(ジョブドア)では、「ひとりで悩まない転職」をモットーにあなたの転職活動と未来を全力でアシストします。的確なアドバイスときめの細かいサポートであなたと企業様を繋ぎます。ぜひ、お気軽にご相談ください。