履歴書マスターへの道

【転職向け】志望動機の書き方・答え方 | 失敗例も詳しく解説

今回は、志望動機の書き方について取り上げます。自分の思いを自由に書くことができる志望動機欄ですが、自由度が高い分、どのように書いたらよいのかと頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか?そこで、採用担当者に自分の思いが伝わる志望動機を書くポイントについてご紹介します。

はじめまして。転職エージェントとして日本全国に向けた職業紹介サービスを提供しているJOBDOOR(ジョブドア)です。 
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履歴書のなかで唯一、自分の考えや思いを書くことができるのが志望動機欄です。経歴や学歴などの基本情報に加え、採用選考の可否を判断するうえで大切なポイントとなります。企業がなぜ志望動機を重視するのか?その理由から、志望動機の書き方のポイントや失敗例まで詳しく述べていきますので、ぜひ、参考にしてみてください。

 

企業が志望動機を重視する理由

会社の風土にマッチするかの確認

採用担当者が志望動機を重視する理由としては、「求職者が自社にマッチするか」を見極めるためということが挙げられます。たとえ、スキルや学歴が優秀な人物であっても、企業や既存のメンバーと合わなければミスマッチに繋がります。そんなミスマッチを防ぐためにも、志望動機に書かれている内容などによって、求職者が「どのような人となり」で「どのような考え方」をしているのかということを読み取ることが重要となってきます。
企業の方向性や社風に合うのかの判断材料となる志望動機は、採用担当者の第一印象を左右する重要なポイントといえるでしょう。

 

企業研究をどれほど行ったのかの確認

次に、志望する企業のことをどれくらい調べて研究したのかも企業にとっては重視するポイントとなります。志望動機に書かれた会社の印象やイメージにどれだけ具体性があるかによって、自社についてどれだけ調べてきたかの指標として捉えられます。
その内容によっては、熱意を感じ取ってもらえないという可能性も出てきますので、企業研究の成果をできるだけ具体的に盛り込み、自身のアピールに繋げましょう。

 

仕事に対する熱意の確認

最後に、「熱意」です。どれだけ自社に入りたいと思っているかの熱量を確認するうえでも志望動機は採用担当者にとって重要な意味を持っています。せっかく、応募するのに、やる気や熱意が伝わらなければ、意味がありません
一次選考が履歴書や職務経歴書などの書類のみのケースもありますので、面接に進むためにも、自分のやる気や熱意を言語化して明確に伝えられるようにしましょう。

 

志望動機の考え方

まず、基本的な考え方として、「志望動機」と「転職動機」は別と考えましょう。「志望動機」は「その企業で働きたい理由」で、「転職動機」は「転職したいと思ったきっかけ」です。その二つを混同してしまうのはよくありません。志望動機欄にはあくまでも「志望動機」を書きましょう。では、志望動機を書くにあたって、事前に確認しておくべきポイントから述べていきます。

自分自身のことを整理する(自己分析的)

自分のことを知らない相手に、自分のことを伝えるためには、まずは自分がどんな思考を持ち、どんな性格であるのかを分析し言語化する必要があります。自分のアピールポイントを整理して相手が理解しやすい形で伝えられるようにしておくことが最初のステップ。また、自分が志望する企業に対してどのようなことを求めているのかも把握しておくとよいでしょう。

しかしながら、自己分析を自分だけで行うのはなかなか難しいもの。転職サイトなどでは、アンケート形式などで自己分析をおこなっている場合もありますので利用してみるのもおすすめです。JOBDOORでも自己分析シートをご用意していますので、お気軽に相談ください。

 

その企業の優位性を研究する(企業分析的)

自分の分析が終わったら、次は、志望する企業のことを分析しましょう。その企業が、「何を目指しているのか?」「何を得意(売り)としているのか?」を知らないと、志望動機に書くことのアイディアが浮かんできません。また、同業他社ではなく、その企業が持つ強みを洗い出すことで、その企業が欲しい人材像を自分の中で明確にすることができるというメリットもあります。

 

自身と企業の共通点を見つける

自己分析と企業分析が終わったら最後に、自分と企業の共通点を見つけ出しましょう。その際に、自分のビジョンと企業のビジョンとを照らし合わせて考えることが重要です。また、欲しい人材像と自分との共通項をアピールポイントとして盛り込むことで、より魅力的な志望動機を書くことに繋がるでしょう。

 

志望動機に盛り込みたいポイント

分析が終わったら、いよいよ、実際に志望動機を書いていきましょう。志望動機はだいたい200〜300文字でまとめるのがベター。履歴書の志望動機欄の大きさなど物理的な問題もありますが、長すぎる志望動機は採用担当者によってはマイナスの印象を与える場合もありますので、簡潔に自分の思いをまとめるのが基本です。
有効的に相手に自分の意思を伝えながら簡潔にまとめるために、盛り込みたい3つのポイントがあります。

 

求める人材への理解をアピール

一つ目は「求める人材像への理解」です。「御社にとって必要な人材ってこんな人ですよね」ということを理解している姿勢を盛り込みましょう。そのうえで、求める人材像と自分がマッチしているポイントを書くことで、好印象を与えることができます。また、企業研究や分析がしっかりとおこなわれているというアピールにもなります。
同時に、志望する企業の強みを把握しており、競合(同業)他社ではなく「御社だからこそ入社したい」という意欲が感じられる内容になっていることが大切です。

 

自身のエピソードを盛り込む

二つ目は「具体的なエピソードを盛り込む」ことです。抽象的な内容ばかりではなく、具体的に自分が取り組んだ仕事の内容やそのときに感じたことや学んだことを記載することで説得力が増します。過去の職務経歴を志望する企業の業務で生かせることが伝わる内容になっているか注意しましょう。

 

キャリアビジョンを伝える

最後に、「キャリアビジョンを伝える」ことです。自分のキャリアと、企業のビジョンがどのように交わるのかを記載することで、前向きな姿勢と意欲をアピールすることに繋がります。この際に、自分自身の将来のキャリアビジョンを的確に伝えることに加え、志望する企業で達成できる内容になっていることがよりよい印象を与えるポイントです。

 

志望動機の失敗例

ここまで、志望動機の書き方のポイントについて述べてきましたが、最後によくある失敗例をご紹介します。

抽象的な表現が多い

(例)「営業経験が長いので御社の即戦力になります。」

一見すると簡潔に書かれており、ストレートに伝えられているように感じますが、具体性が全くないので、どのように活躍できるのかイメージに結び付きません。この場合、「どのような営業の仕事をしていて、どのような成果があり、その結果、どのような形で志望する企業に貢献できるのか」を具体的に書くことが必要です。

 

希望条件を盛り込んでいる

(例)「休みが多く、融通が利きそうだったので応募しました。」

自分が希望する条件・待遇面を大々的に書くのもNGです。もちろん条件面は転職の際に自分のなかで大切になるポイントですが、それは単にその企業に入りたい理由ではなく、自分の都合を伝えていることになります。志望動機の欄に書くのは適切とは言えません。

 

勉強するための入社と捉えられる

(例)「マーケティングに興味があり勉強したいので、応募しました。」

勉強熱心さは伝わりますが、あくまでも、会社は学校ではなく「働く場所」です。転職においては、即戦力を求めている企業も多いので、このように書いてしまうと企業側に雇い入れるメリットを感じさせづらくなってしまいます。
仮に勉強したいという意思があるのであれば、それを一番の志望動機にはせず、自分のスキルやマッチする部分を揚げたうえで補足的に記載しておく方がよいでしょう。

 

自分の言葉で書いていない

最後に、インターネットや本に載っている文言をそのまま丸写しするのはNGです。また、書くのが苦手だからと言って他の人に書いてもらったりするのも言語道断。そういう人は仮に面接に進んでも、面接でうまく話すことができないので、すぐにバレてしまいます。また、インターネット上からのコピペはチェックツールなどもありますので容易に確認することが可能です。
もし、文章に自信がなく、自分の言葉で書いても不安なようでしたら、第三者にチェックしてもらうのがおすすめです。JOBDOORでも履歴書や職務経歴書の添削をおこなっていますのでお気軽にご相談ください。

 

まとめ

いかがでしたか?志望動機の書き方にポイントがあり、しっかりと自分と企業の分析をすることが必要だということがわかりました。これらのポイントを押さえて採用担当者に自分の思いが伝わる志望動機欄にしましょう。

JOBDOOR(ジョブドア)では、「ひとりで悩まない転職」をモットーにあなたの転職活動と未来を全力でアシストします。的確なアドバイスときめの細かいサポートであなたと企業様を繋ぎます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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