履歴書は書店やコンビニ、100円ショップなど様々なところで売られています。そういった理由から、どこで売られているものを買えばいいの?といったお悩みもよくお聞きします。
結論として、どこで買ったものを使用しても基本的には問題ありません。しかし、その他に気をつけるべき点が多くありますので、今回は、転職を成功させるための履歴書の書き方についてご説明します。
[ 目次 ]
- 1.100均の履歴書は転職の選考に影響する?
- 1-1.選考には影響しない
- 1-2.企業から履歴書の指定がある場合は注意
- 2.書店やコンビニ、100均で何が違うの?
- 3.100均で買える履歴書の種類
- 3-1.一般用
- 3-2.就活用
- 3-3.転職者用
- 3-4.パート・アルバイト用
- 3-5.JIS規格
- 4.100均で選ぶ履歴書のサイズはA4とB5どちらがいい?
- 5.100均の履歴書を選ぶ際の注意点
- 5-1.記入したい項目のある履歴書を選ぶ
- 5-2.記入する量にあったサイズを選ぶ
- 6.100均の履歴書を書く際のコツ
- 6-1.履歴書はコピーしない
- 6-2.書き間違いは修正せず最初から書き直す
- 6-3.消せるボールペン、シャーペンは使わない
- 6-4.西暦か和暦かの表記はどちらかに統一させる
- 7.履歴書の各項目を作成するポイント
- 7-1.基本情報欄
- 7-2.学歴・職歴
- 7-3.免許・資格
- 7-4.志望動機
- 7-5.自己PR
- 8.100均の履歴書は使用しても問題なし
はじめまして。転職エージェントとして日本全国に向けた職業紹介サービスを提供しているJOBDOOR(ジョブドア)です。
こちらのブログでは転職成功への入り口となるような情報を発信しています。
100均の履歴書は転職の選考に影響する?
選考には影響しない
アルバイトやパート、正社員など雇用形態を問わず、100均の履歴書を利用しても選考に影響はありません。
履歴書が100均のものであるかどうかより、履歴書で使用する写真や履歴書の送り方に気をつけることが大切です。
履歴書で使用する写真
履歴書には証明写真を貼るのが一般的です。証明写真は面接前のあなたの第一印象につながるので、服装や髪型を整えて撮ったものを使用しましょう。
以下のポイントに注意して、証明写真撮影機で撮影すると良いでしょう。
・スーツはシワがついていないか
・襟付きのシャツを着用しているか
・髪の毛は乱れていないか、派手すぎる髪色ではないか
・男性の場合、ネクタイは曲がっていないか
・女性の場合、ナチュラルなメイクになっているか
自撮り写真や、加工アプリで撮った写真など、実際の人物と大きく印象が異なる写真は使用しないようにしましょう。
履歴書の送り方
履歴書は白い封筒で送るのが慣習となっています。
宛先を書く面の左下に、赤字で「履歴書在中」と書いて長方形で囲み、宛先と氏名、住所を記載するのが一般的です。
宛先は、企業宛であれば「御中」、個人宛であれば「様」とします。
企業から履歴書の指定がある場合は注意
中には、使用する履歴書を指定している企業もあります。志望する企業の指定に従いましょう。
今はパソコンで履歴書を作成するのが一般的ですが、手書きの指定がある場合は、指定に従って書くようにしましょう。
書店やコンビニ、100均で何が違うの?
履歴書と一口に言っても、書店、コンビニ、100均など、様々な場所で売られています。
基本的にどこで買ったものを使用しても問題はありません。ただし、雑誌に付属していた履歴書を使うと心象が悪くなる可能性があるため、避けると良いでしょう。
100均で買える履歴書の種類
一般用
自己PR欄が広いのが特徴で、就活やアルバイト、転職など、さまざまな用途に幅広く使うことが出来ます。
自己PR欄に関連した欄が多いので、アピールしたいことが多い場合におすすめです。
就活用
自己PRと志望動機の欄が大きく取られていることが特徴です。新卒の就活では、自己PRや志望動機が重視される傾向があります。自分の強みや熱意をアピールできるため、新卒で就活をする場合はこちらがおすすめです。
大学で購入できる履歴書は基本的に新卒の就活用に適したものになっています。
転職者用
転職者用の履歴書は、職務経歴書がセットになっている場合が多いです。退職理由を書く欄が設けられていることもあり、転職をする場合はこちらを使うのが一般的です。
パート・アルバイト用
就活用より簡略化されている部分があり、希望勤務日数や日時を書き込む欄が設けられているのが特徴です。自己PRや志望動機の欄は就活用より狭くなっていることが多いので、多くの内容を記載することは難しいでしょう。
強みや熱意をアピールしたい場合は、就活用の履歴書の利用をおすすめします。
JIS規格
「日本工業規格(Japan Industrial Standards)」という工業標準に則り作成された履歴書です。
JIS規格の履歴書は、国内の履歴書の標準フォーマットとされます。
学歴欄や経歴欄が大きいのが特徴で、資格をアピールしたい方におすすめです。
JOBDOORでは、JIS規格に対応した履歴書を使っていただいています。
エージェントによってはエージェントの名前が入っているなど、独自の履歴書の利用を指示される場合もあります。
100均で選ぶ履歴書のサイズはA4とB5どちらがいい?
指定がなければ、サイズはどちらでも問題ありません。ただし、職務経歴書や送付状を一緒に送付する場合は、他の書類とサイズを揃えるのがおすすめです。
100均の履歴書を選ぶ際の注意点
記入したい項目のある履歴書を選ぶ
迷ったときは、JIS規格に入っている履歴書を選ぶのがおすすめです。
ものによっては志望動機欄がないものもあるので、注意して選ぶようにしましょう。
また、住所記入欄が2つある、希望勤務曜日や配偶者の有無を記入する欄がある履歴書などもありますが、どんなものを使用しても基本的に問題ありません。
あなたのアピールポイントを、どんな思いで記入するかが大切です。
記入する量にあったサイズを選ぶ
職歴や実績が多く、アピールしたいポイントが多い方は、修正や見直しが容易なため、データでの履歴書作成をおすすめします。
市販の職務経歴書は欄が決まっていて書きにくい場合もあります。文量を考えてサイズや書式を選ぶようにしましょう。
また、職務経歴書はデータで仕上げるのが一般的とされています。指定が特にない場合は、パソコンで作ると良いでしょう。
100均の履歴書を書く際のコツ
履歴書はコピーしない
特に手書きの場合に注意が必要ですが、履歴書は原本を提出するようにし、コピーしたものを提出するのは避けましょう。
なお、書いた内容を面接前に見直すため、自分の手元で保管するためにコピーするのは問題ありません。
書き間違いは修正せず最初から書き直す
手書きの場合、修正テープや修正ペンは使わず、出来るだけ書き直すようにしましょう。訂正印も可能な限り控え、面接前にマイナスイメージを作ることは避けましょう。
なお、データで作った書類の誤字・脱字を見つけた場合も、修正テープや修正ペンで書き直すことは避けると良いでしょう。
消せるボールペン、シャーペンは使わない
書き間違えたときのことを考えて、消せるボールペンやシャーペンで記入する方がいらっしゃいます。それらのペンで下書きをしても問題はありませんが、その場合は必ずボールペンで清書するようにしましょう。
なお、後から消しゴムで下書きを消すと、履歴書そのものが汚れてしまうことがあるので、出来るだけ下書きも薄く書くか、データで作成することをおすすめします。
西暦か和暦かの表記はどちらかに統一させる
年数を記入する際、西暦か和暦かの表記は統一させるようにしましょう。
履歴書を見る採用側にとって、表記が統一されていないと読みにくい書類となってしまいます。
そうした細かな注意が出来ているかも面接前の印象に関わるので、気をつけるようにしましょう。
履歴書の各項目を作成するポイント
基本情報欄
基本情報欄は、主に氏名、住所、写真を貼り付ける欄で構成されています。
住所は本籍ではなく現在住んでいる住所を書くようにしましょう。住所、アパート名などは省略せずに書きましょう。
学歴・職歴
学歴と職歴は、一行空けて項目立てて書くのが一般的です。
学歴は高校入学から書くことが多く、大学の学部や学科は正式名称を書くようにしましょう。
免許・資格
持っている免許と資格を記載します。取得年月も忘れずに書くようにしましょう。
また、資格に関しても、正式名称を省略せずに書くのが大切です。
わからない場合は、ネットで正式名称を調べてから記載するようにしましょう。
志望動機
書き方に悩まれる方が多いのが志望動機欄です。企業が求める人材であることをアピールできるように、エピソードやキャリアビジョンを盛り込んで具体的に書くようにしましょう。
志望動機の詳しい書き方や注意点はこちらの記事で紹介しています。
自己PR
志望動機と同様に、何を書けばよいかという相談をいただくのが自己PR欄です。自己PRには、過去の就業経験の中で注力したこと、身につけたスキル、これからの将来の展望を書くのがおすすめです。
簡潔に、しかし具体的に書くように心がけましょう。
自己PRのテンプレートはこちらの記事で紹介しています。
その他、履歴書を書くときの基本はこちらの記事で紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
100均の履歴書は使用しても問題なし
100均の履歴書は、規格やサイズが自分に合ったものを選べれば、どれを使用しても問題ありません。ただし、写真や書き方などに注意し、好印象につながるよう心がけましょう。
志望動機や自己PRの書き方に悩まれた場合は、エージェントに相談してみるのもおすすめです。
JOBDOORでは、キャリアコンサルタントが履歴書の添削を行い、面接や就労まで徹底してサポートいたします。
悩まれた際は、お気軽にご相談ください。