仕事や会社に対する不満を感じる理由は人それぞれですが、共通して挙がる課題には一定の傾向があります。パーソル総合研究所の中原淳氏が実施した正社員6,000人を対象とした転職に関する定量調査では、不満を感じる理由のランキングが明らかになりました。
本記事では、調査データをもとに不満を感じる理由トップ10と転職時に注意すべきことを解説いたします。
[ 目次 ]
- 1.仕事や会社に不満を感じる理由ランキングトップ10
- 1-1.1位:給与報酬が低い
- 1-2.2位:給与・報酬が上がらない
- 1-3.3位:休暇がとりにくい
- 1-4.4位:昇進・昇格しない
- 1-5.5位:仕事をしていて成長を感じない
- 1-6.6位:育成・教育の体制が十分でない
- 1-7.7位:直属の上司が頼りにならない
- 1-8.8位:仕事内容に飽きてきた
- 1-9.9位:受けている評価に納得できない
- 1-10.10位:メンバー間で仲が悪いメンバーがいる
- 2.不満を感じても「特に何もしていない」人が4割
- 3.仕事や会社への不満で転職する人は8割
- 3-1.転職を意識するタイミング
- 4.仕事や会社への不満から転職するときの注意点
- 4-1.不満の内容を明確にする
- 4-2.退職時期を慎重に決める
- 4-3.内定にすぐに飛びつかない
- 4-4.計画的に転職活動を進める
- 5.転職エージェントのJOBDOORに相談!
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仕事や会社に不満を感じる理由ランキングトップ10
2019年にパーソナル総合研究所の中原淳氏が正社員6,000人を対象に、調査した一般的に抱きやすい仕事の不満トップ10をご紹介します。
以下の不満要因を把握することで、自分の職場環境やキャリアを見直すきっかけになるかもしれません。
1位:給与報酬が低い
多くの正社員が不満を感じる理由の第1位は、給与や報酬の低さです。自分の働きに見合わない報酬だと感じると、モチベーションの低下につながりやすいです。
2位:給与・報酬が上がらない
報酬が長期間変わらない状況も、大きな不満の原因となっています。特に、業績や成果を上げているにもかかわらず、反映されない場合には、転職を考えるきっかけになることもあるでしょう。
3位:休暇がとりにくい
休みたいときに休めない環境や、有給休暇が取りづらい雰囲気が不満として挙がります。ワークライフバランスを重視する人にとって、休暇の確保は重要なポイントです。
4位:昇進・昇格しない
努力が報われないと感じる瞬間も、不満につながる大きな要因です。キャリアアップの見込みがないと、将来への不安が募り、モチベーションの低下につながると言えるでしょう。
5位:仕事をしていて成長を感じない
日々の業務を通じて新しいスキルや知識を得られないことは、自己成長の妨げになります。「このままでいいのか」という不安が転職を考えるきっかけになることもあるでしょう。
6位:育成・教育の体制が十分でない
社員のスキルアップを支援する教育体制が不十分だと、将来のキャリアに不安を感じる人が増えます。特に若い世代ではこの不満を抱いている方も多いのではないでしょうか。
7位:直属の上司が頼りにならない
上司との信頼関係は、働きやすさに直結します。頼れる上司がいない場合、仕事の進め方や職場での悩み相談に支障をきたします。
8位:仕事内容に飽きてきた
同じ業務が続くと、刺激がなくなりマンネリ化を感じる人もいます。新しい挑戦ができない環境は、不満として蓄積されやすいです。
9位:受けている評価に納得できない
自分の頑張りが適切に評価されないと感じると、不公平感やモチベーションの低下につながります。評価制度の透明性が不足している場合、特にこの不満が大きくなります。
10位:メンバー間で仲が悪いメンバーがいる
職場の人間関係が悪いと、働く環境全体がストレスの原因になります。特にチーム内での関係が悪い場合、日々の業務にも影響が及ぶ可能性があります。
不満を感じても「特に何もしていない」人が4割
パーソル総合研究所の調査によると、仕事や会社に不満を抱えながらも、何ら具体的な行動を起こしていない人が4割にのぼることがわかりました。不満を感じつつも、「何をどうすればいいかわからない」「現状を変えるのが面倒」「他に良い選択肢が思いつかない」といった理由で、現状維持を選んでしまうケースが多いようです。
しかし、不満を放置したままでは、心身のストレスが蓄積し、結果として仕事のパフォーマンスやプライベートにも悪影響を及ぼす可能性があります。小さな不満を見逃さず、自分のキャリアや働き方を見直す行動が必要です。自ら行動を起こすことで、新しい可能性が広がるかもしれません。
仕事や会社への不満で転職する人は8割
パーソル総合研究所の調査によると、転職を決意するきっかけとして、仕事や会社に対する不満を挙げる人が全体の8割にものぼることが明らかになりました。不満が積み重なると、転職を意識する人が増える傾向にあります。
転職を意識するタイミング
多くの人が転職を考え始めるタイミングは、「このまま働き続けても状況は変わらない」と感じたときです。たとえば、給与や待遇が改善されない、上司や同僚との関係が悪化した、あるいはキャリアの成長が見込めないと感じた瞬間に、転職を現実的な選択肢として考え始めます。不満を放置することでストレスが増大し、それが転職活動の大きな原動力になることもあります。
不満を抱えたまま働き続けるのではなく、積極的にキャリアを見直すことで、より良い働き方を見つけるチャンスをつかむことができるかもしれません。
仕事や会社への不満から転職するときの注意点
転職を考える際には、感情だけで決断するのではなく、冷静に計画を立てることが大切です。不満を解消するための転職が、かえって新たな悩みを生むこともあるため、以下のポイントを押さえておきましょう。
不満の内容を明確にする
まず、自分が抱えている不満を具体的に洗い出しましょう。給与や人間関係、キャリアアップの機会など、不満の原因が明確になると、次の職場で何を重視すべきかが見えてきます。
退職時期を慎重に決める
焦って退職を決めてしまうと、収入が途絶えるリスクや、準備不足のまま転職活動を進めることになりかねません。可能であれば、次の内定が決まるまで今の職場で働き続けるのがおすすめです。
内定にすぐに飛びつかない
複数の内定を比較検討するためにも、1社だけの内定に即決するのは避けましょう。同じタイミングで複数の企業に応募し、選択肢を広げることで、自分に最適な職場を見つけやすくなります。
計画的に転職活動を進める
転職活動は計画的に進めることが重要です。タイミングを揃えて複数社に応募することで、内定時期を調整しやすくなり、選択肢を比較しながら意思決定ができます。また、転職エージェントを利用すると、企業の情報や交渉をサポートしてもらえるため、効率的に活動を進められるでしょう。
不満を解消するための転職を成功させるためには、冷静で慎重な準備が欠かせません。自分の希望条件をしっかり見定め、後悔のない選択を目指しましょう。
転職エージェントのJOBDOORに相談!
仕事や会社への不満を解消するための転職は、慎重な計画と準備が重要です。不満の原因を明確にし、退職時期や内定先の選び方を工夫することで、より良い転職先を見つける可能性が高まります。また、複数の企業に同時期に応募することで選択肢を広げることも大切です。
さらに、転職エージェントを利用することで、効率的に転職活動を進めることができます。転職エージェントは求人情報の提供だけでなく、自分では気づきにくい企業の魅力や転職のポイントを教えてくれる頼れる存在です。
迷いや不安がある場合は、ぜひ転職エージェントのJOBDOORにご相談ください!
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