今回は、30代での転職に不安を感じている方に向けて、おすすめの資格をご紹介しています。取得が難しいとされる資格から比較的易しいとされる資格までご紹介しておりますので、その中から自分に合ったものを検討してみてください。
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はじめまして。転職エージェントとして日本全国に向けた職業紹介サービスを提供しているJOBDOOR(ジョブドア)です。
こちらのブログでは転職成功への入り口となるような情報を発信しています。
30代で転職を決意したものの、年齢が気になって不安、という声をいただくことが多くあります。そんな方はぜひ資格取得を検討してみましょう。
30代でも資格取得で市場価値は高まるの?
近年「ジョブ型雇用」と呼ばれる、職務内容と必要なスキルを明確にした雇用形態が増えてきています。
求められるスキルがどのくらい身についているか、資格によって示すことができるため、資格取得によって自身の市場価値を高めることが可能です。
年齢が上がるにつれて、それまでの経験が重視され、未経験での転職が難しくなる傾向があるため、資格を持っていることがひとつのアピールポイントになるのです。
会社によっては資格手当が出て、基本給が高まる可能性があります。それによって生涯年収に違いが出てくるため、資格は積極的に取得していくと良いでしょう。
30代の方におすすめの資格
取得が難しいとされる資格
勉強時間の目安が300時間を超える資格です。しっかりと勉強する必要がある分、専門性が高く、仕事に直結しやすい資格といえるでしょう。
以下に例をご紹介します。
・社会保険労務士
一般的に「社労士」と呼ばれる仕事に必要な資格です。健康保険や厚生年金など、行政官庁へ提出する公的な書類を作成することができるようになります。社労士事務所や会計事務所で働くことが可能です。
・中小企業診断士
生産管理や経営に関する課題を洗い出し、診断書にまとめて企業に報告する仕事です。資格取得により企業経営に関する知識を身につけることで、経営戦略・事業戦略を考えるコンサルティング業務で役立てることができます。
・行政書士
個人や企業に代わって、官公庁に提出する書類の作成・提出を行います。遺言・相続に関する書類や、会社設立時に必要な書類など、公的に認められる書類作成を幅広く担っています。そのため、建設業や不動産業、一般企業の法務部や総務部など、幅広い職種で活かすことができる資格です。
・宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産の売買・賃貸借契約などの取引の際に、重要事項の説明や契約書の手続きを行えるようになります。そのため、不動産業界への転職に活かすことができるでしょう。
・ファイナンシャルプランナー(1級)
ファイナンシャルプランナーの資格を持っていると、ローンや保険の契約を結ぶ際に詳しい説明をすることができるようになるため、金融業界・不動産業界への転職で有利に働くことがあるでしょう。独立して、コンサルティングの分野で仕事をしている方もおられます。
・日商簿記(1級)
日商簿記(1級)を取得することで、経理・財務に特化した人材とみなされ、一般企業の事務職から有名企業の経理部にハイキャリア転職に成功した事例があります。
財務諸表を読み取るスキルは、会計事務所やコンサルティング会社でも活かすことができます。
取得が比較的易しいとされる資格
勉強時間の目安が300時間以下の資格です。汎用性が高く、あらゆる仕事で活かすことができるため、悩んだ時は以下の資格を参考に取得を検討してみてください。
・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
事務をはじめとするあらゆる職種で活かすことができる資格です。Word、Excel等に日常的に触れる職種の場合は、業務を円滑に進めることができるようになるため、おすすめの資格です。
・ファイナンシャルプランナー(2級)
1級に比べると取得しやすいとされています。ライフプランニングに関する専門家として知識をつけることが可能です。
・日商簿記(2,3級)
こちらも、1級に比べると取得しやすいとされている資格です。勉強した知識を経理や税理士事務所で活かす事ができるため、即戦力とみなされ、転職に有利に働くことがあります。
・医療事務
病院での受付や会計、カルテの管理などを行うことができるようになります。この資格を持っていることで、全国各地の医療機関で勤務が可能になるため、時代の変化に関わらず仕事を見つけやすいといえるでしょう。
・医薬品登録販売者
医薬品登録販売者の資格は、販売の際に説明が必要な医薬品について説明できるようになるため、ドラッグストアや一部の調剤薬局で勤務できるようになります。
・電気工事士
電気工事士は、変電設備や大型機器のメンテナンス、コンセントや照明器具の取り付けなど、電気にまつわる様々な仕事で活かすことができる資格です。
汎用性の高い資格は、異業種転職の際にも活かすことができます。やりたいことが明確ではない、いろんな業界を見てみたいと思っている方は、上記のような資格から取得することをおすすめします。
製造業で取得を推奨される資格
これまで、仕事に直結するような資格や、汎用性の高い資格をご紹介してきました。しかし、製造業で取得を推奨される資格はそうした資格とは異なります。
実技試験を伴うことが多く、以下のような資格が例として挙げられます。
・フォークリフト運転技能講習修了証
・アーク溶接特別教育
・移動式クレーン運転特別教育
・玉掛け業務技能講習
・危険物取扱者
・衛生管理者
資格をとったものの使い道がない…ということにならないために
転職を考え資格取得を検討した時、「とりあえず役立つだろうから取ってみよう」という考えに陥ることが多いです。
そうではなく、自身の希望を細分化し、希望する職場で働くためにはどんな資格が必要かを考えることが大切です。
やりたいことや希望年収が定まったところで、資格について調べてみましょう。
「やりたい仕事が分からない」、「年収や残業時間、給料の相場を知りたい」という方は、ぜひお気軽にJOBDOORご相談ください。
国家資格のキャリアコンサルタントが在籍しており、各業種の業務内容を正確に把握したお仕事探しのプロが、より良い転職に向けてサポートいたします。
まとめ
いかがでしたか?未経験から転職を目指す場合には、資格があった方が転職に繋がりやすいです。また、手当たり次第に資格取得を目指すのではなく、自分がどんな仕事に就きたいか、そのうえでどんなライフプランを描きたいかを明確にしてから、資格取得を検討することをおすすめします。
JOBDOOR(ジョブドア)では、「ひとりで悩まない転職」をモットーにあなたの転職活動と未来を全力でアシストします。的確なアドバイスときめの細かいサポートであなたと企業様を繋ぎます。ぜひ、お気軽にご相談ください。