タイプ別 転職ノウハウ

子育てママのための転職ノウハウ | はじめての転職活動のポイント

今回のテーマは、「子育てママのための転職ノウハウ」についてです。育児との両立や働きやすい環境を求めて転職や再就職を考えている子育てママも多いのではないでしょうか。子育てママのための転職に役立つポイントをご紹介します。

はじめまして。転職エージェントとして日本全国に向けた職業紹介サービスを提供しているJOBDOOR(ジョブドア)です。 
こちらのブログでは転職成功への入り口となるような情報を発信しています。

女性活躍推進という時代を迎え、女性や子育てママの力を必要としている企業も増える一方で、結婚・出産を経た後にも引き続き自分のキャリアを積んでいきたいと考える女性も多くなっています。それに伴い、育児・家事と仕事を両立するために転職を考える方や専業主婦から再就職を目指す方も増えています。そこで、子育てママが転職や再就職する際に、知っておきたい企業選びのポイントから転職事例までを述べていきます。

 

企業研究で見るべきポイント

産休・育休後も仕事に復帰しやすい環境か

転職を考えるうえで、企業研究は欠かせません。後悔しないためにも、まず、希望する企業のライフワークバランスに対する考え方や指針がどのようなものかを知ることからはじめましょう。

最も重要なポイントとして、希望する企業が「産前・産後休業、育児休業」の制度を整えているかを調べましょう。労働基準法の第65条で産前・産後休業について定められているものの、特に、中小企業や創立間もないベンチャー企業のなかには、前例がないなどの理由で制度が未整備の企業もあります。

ほかにも、時短勤務を取り入れている、休みが取りやすいなども企業選びのポイントにもなるでしょう。また、最近では、男性の育児休業を推進している企業もありますので、その実績も、子育て世代が働きやすいかどうかの参考になります。

 

女性の従業員数がどれくらいの割合か

女性の従業員数の割合が高く、子育て中もしくは子育て経験のある女性が多い職場の方が、子育てとの両立に対する理解が深いケースが多いです。スタッフ同士でお互い助け合える環境であれば、働きやすさも増します。

また、モデルケースとなるような人が社内にいる、女性の管理職がいるといった点も子育てママにとっては励みのひとつになるでしょう。市町村によっては、女性の社会進出を応援する企業を表彰したりしているケースもあるので、そういった会社をクローズアップしてみるのもよいと思います。

 

家庭の事情に合わせた働き方の対応ができるか

多くの子育てママが一番心配する点は、「急な子供の体調不良の際に、柔軟に対応してもらえるのか」ということではないでしょうか。休みが取りやすい環境なのかは事前に押さえておきたいポイントです。休みの取りやすさ以外にも、時短勤務や在宅勤務が可能かどうかもチェックしておくとよいでしょう。

また、ライフスタイルの変化にも臨機応変に対応できるのかも注視しておくとベター。介護休暇をとれる企業も増えてきているので併せて確認しておくと安心です。

 

よく聞かれる面接での質問

産休・育休後にも働く意志はある?

次に、面接で子育てママがよく聞かれやすい質問についての説明と対策を説明します。

まず、「今後も出産する予定があるのか」、またその場合、「働き続ける意志はあるのか」ということを確認されることもあるかと思います。なかなか回答しづらいと思いますが、できるだけ、正直に答えた方がよいです。変に取り繕い、嘘をつくのはお互いのためになりません。例えば、下記のように自分の希望や考えと共に働く意欲を誠実に伝えることが大切です。

「まだ、未定ですが、長女のためにも、もう一人ほしいと考えています。子育てと両立しながら、キャリアップを図り長く働き続けたいです。御社は充実した制度が整っており、そういう点も志望した理由のひとつです」

この場合、企業研究をしてきたこともアピールできます。また、本来であれば、出産の予定や時期などはプライベートなことですので、答える義務はありません。ですので、そういった部分は、あいまいに応えてもよいでしょう。

 

残業はどれくらいできますか?

残業ができるかどうかもよく聞かれることのひとつ。できれば、残業はないに越したことはないですが、業務上どうしても必要な場合も出てきます。「面接での印象が悪くなるかも…」と思って、「できます!」と安請け合いしてしまうのも後で自分自身が苦しくなってしまうので、考えものです。

例えば、下記のように前向きかつ自分が無理なく続けられそうな条件を具体的に伝えるのがよいでしょう。

「家族は私が働くことに協力的ですし、保育園は19:00まで預かってくれるので、18:30までは働けます。」

とはいえ、夫が仕事上どうしても早く帰れない、預け先がないなど家庭の事情などで、どうしても残業が難しい場合には、その理由を伝えるか、そもそもの条件などを見直し、あらかじめ、ほぼ残業がない企業を選ぶのも選択肢のひとつです。

 

お子さんの体調が悪くなった場合はどう対処しますか?

子供の体調不良時に子育てママ側がどのような対応ができるのかも、問われることが多い質問。まず、休む場合もあるという点を伝えたうえで、下記のように、リスクに対する選択肢を用意していることを伝えることで、好印象を与えることができます。

・夫が在宅勤務可能なので協力してもらえる
・自分の両親や義父母に預ける
・病児保育や公的機関などを利用する
・友人に預ける段取りになっている

 

女性からよくいただく転職相談

書類選考で落ちてしまう

書類選考で毎回落ちてしまうという方の履歴書を拝見すると、いくつか共通点が見受けられます。それは、「自分の希望ばかりを書いてしまっている」や「志望動機が条件面や福利厚生のことしか書いていない」ケースです。

確かに、子育てママの場合、業種や職種よりも、勤務地、通勤時間、勤務時間、などの条件面や福利厚生面を重視する傾向が高いです。企業選びのポイントとしてはよいと思いますが、履歴書には、そういった部分が応募の決め手になったということや自分の希望ばかりを書いてしまっては、いまひとつ熱意が伝わりにくく、よい印象を与えることができません。

自分の都合だけでなく、その企業で働きたい理由をしっかりと考え、志望動機に盛り込みましょう。できれば、履歴書や職務経歴書は第三者にチェックしてもらうことをおすすめします。客観的なチェックを一度入れることで、どこに不備があるかが見えてきます。

 

面接ですべて正直に話していいの?

都合の悪いことは隠してしまいたくなりますが、正直に話したほうが、お互いに入社後のミスマッチは減ります。また、返答に困るような、難しいことを言われた際にも、どのような状況になれば、それができるようになるのかを伝えましょう。

例えば、残業の可否について、「現状は難しいです。ただ、来年から子供が小学生になるので、学童保育を利用しますので、1時間程度の残業であればできるようになります。」など、できるだけ具体的に回答する方が説得力も増すので印象もアップします。

 

条件に合う会社がない

子育てママからは、なかなか希望に合う企業が見つからないという声をよく耳にします。ただでさえ毎日忙しいのに、仕事、家事、育児をしながらの仕事探しは大変です。また、時間や条件面に制約があることが多く、自分ひとりで探すのには限界があります。公的機関や求人サイト以外にも、たくさんの仕事に精通している転職エージェントの力を借りるのもひとつ。

忙しいあなたに代わって仕事を探してくれるだけでなく、客観的な立場から、思いもよらない方向から自分にぴったりの仕事を見つけてくれることもありますので、一度相談してみるのもおすすめです。

 

JOBDOORで実現した子育てママの転職成功例

3人のお子さんを持つAさん

3人のお子さんのママであるAさん。風邪やけがなど3人の子供たちが代わるがわる体調不良に陥り、会社を休みがちに。古い体質が残る職場での居心地も悪くなってしまい転職を考えるようになったそう。

転職活動がなかなかうまくいかず困っていたところ仲のよいママ友から、JOBDOORのことを聞き、相談に訪れてくださいました。現状や希望の条件などをお聞きし、子育てに理解があり、かつ女性が活躍できる会社を紹介させていただきました。給与は前職に比べて少し下がりましたが、自分の暮らしにあった仕事を手に入れたことで、給与以上にプラスの面を感じてくれています。

 

結婚を期に新しい土地へ越してきたBさん

結婚・出産を期に引っ越しをしたため、新しい街での仕事を探していたBさん。前職では印刷会社でデザイナーの仕事をしており、できれば同じ仕事を続けたいと考えていましたが、残業も多くハードな業界であることを、身をもって感じていたため躊躇していたそう。

これからは、残業時間を減らして、子育てに対応できる職場で働きたいと考えていたため、当初は異業種・異職種への転職を希望されていました。JOBDOORで、条件に合う制作会社が見つかり、現在は、前職でのキャリアを生かしてWEBデザインを担当しています。新しいことにチャレンジできる環境にも満足しており、男性でも育休を取る人もいるような会社なので、安心して長く働くことができると喜んでいらっしゃいます。

 

まとめ

いかがでしたか?仕事、家事、育児との両立はとても大変なことですが、子育てに理解のある企業や、希望に合う仕事や職場を見つけることで、自分のキャリアをあきらめずにステップアップしていくことができます。JOBDOORでは、忙しいママに代わっての仕事探しのほか、面接のコツや履歴書の書き方アドバイスなどを通して頑張るママさんをサポートしています。

JOBDOOR(ジョブドア)では、「ひとりで悩まない転職」をモットーにあなたの転職活動と未来を全力でアシストします。的確なアドバイスときめの細かいサポートであなたと企業様を繋ぎます。ぜひ、お気軽にご相談ください。