履歴書と共に採用選考において提出が求められることがスタンダードになってきている職務経歴書。どのように書いたらよいのか迷われる方も多いと思います。そこで今回は、職務経歴書の書き方について解説します。
[ 目次 ]
はじめまして。転職エージェントとして日本全国に向けた職業紹介サービスを提供しているJOBDOOR(ジョブドア)です。こちらのブログでは転職成功への入り口となるような情報を発信しています。
履歴書とは違い、書式が自由であることが多い職務経歴書は、実際どのようなことを書けばよいのか、必ず書かなければいけないことは何なのかなど、作成方法がわからないという方も多いです。職務経歴書の書き方の基礎から、避けた方がよいことまでわかりやすく説明していきます。ぜひ、参考にしてください。
職務経歴書とは?
まず職務経歴書とは、業務経験とスキルを確認するための書類です。求職者がこれまでにどのような仕事に携わり、どのような経験や技能を持ち、それをどう活かすことができるかを採用担当者が見極めるための材料となります。また、職務経歴書の書き方ひとつで、求職者の仕事に向かう姿勢も見えますので、できるだけ丁寧に書くことが大切です。自分の仕事に対する本気度やどれくらい会社に貢献できるかを伝えるためにも、前向きに書きましょう。
職務経歴書に必要な項目
職務(経歴)要約
冒頭部分に導入として書くのが「職務(経歴)要約」です。今までの職歴や業績を記載する項目で、2〜3行程度で簡潔にまとめるのがポイントです。その際に、注意したいのが、この項目はあくまでも、客観的な事実をわかりやすく記載する欄なので、自己PRは盛り込まず事実のみを記載しましょう。
例えば、
◯年間△△会社にて、営業職として勤務してきました。
1年目は売上前年比105%達成し、2年目には社長賞を受賞しました。
のように、書くのが望ましいです。
職務内容
「職務内容」は、自分が働いていた会社の情報と期間、具体的な職務の内容を記載します。会社情報を記載する際には、事業内容、資本金、従業員数、上場の有無を記載しましょう。職務内容には、配属部署や実際におこなっていた業務の内容を記載します。その際に、自分がおこなっていた業務を区分けして、3~4項目程度に分けて細かく書くことをおすすめします。また、部署が変わった場合や昇進した場合にはその年月も記載しましょう。
スキル・知識
「スキル・知識」の項目も必要です。例えば、エンジニアであれば、使用ソフトや言語などを、事務職であれば使用ソフトやPCスキルなどを記載します。記載方法は箇条書き、表形式などありますが、見やすいように記載してあればどちらでも問題はありません。「スキル・知識」は、選考通過率を上げるためにも応募している職種に活かせるものを詳しく記載するようにするのがポイントです。
また、WEBやデザイン関係などのクリエイティブな職種では、職務経歴書とは別に自身が手掛けた成果物や作品をまとめた「ポートフォリオ」の提出を求められる場合もありますのであらかじめ準備しておくとよいでしょう。
資格・免許
「資格・免許」も選考に有利に働く要件ですので、持っている資格や免許はすべて書くようにしましょう。その際には、正式名称で記載するのが必須です。正式名称はWEBでも検索できますので、わからない場合は調べて記載するようにしましょう。また、取得年月も忘れずに記載してください。
自己PR
多くの方が頭をなやませてしまう「自己PR」は書き方によって印象を左右します。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
転職に有効な自己PRとは?受かる自己PRのテンプレートを紹介!
職務経歴書のNGポイント
最後に、職務経歴書を書く際のNGポイントですが、よくある失敗例としては下記の4点が挙げられます。
・長すぎて読まれない
要点がまとまってないために文章が長くなりすぎてしまうことで読みにくく単調な文章になってしまうことが考えられます。自分が伝えたいこと、強調したいことなどポイントを押さえて書きましょう。
・レイアウトの工夫が足りず、見栄えが悪い
本文をただ書くのではなく、見出しを付けたり、文字の大きさを変えるなどして項目と本文をわけて書くようにするだけでも見やすくなります。表を使ったりしながら相手が見たときに読みやすいなと感じるレイアウトを心がけましょう。
・実績が曖昧に記載されている
例えば、部署や役職が変わった際の日付や資格の取得年月日が明記されていないなど、これまでの実績があいまいなものだと採用担当者も困惑します。できるだけ詳しく相手に伝わるようにしっかりと事実を記載しましょう。
・他のサイトからの引用したことが丸見え
書き方がわからないと言って、サイトから引用したものをそのまま書くのはNGです。特に自己PRは自分の言葉で書かなければ熱意や意志が伝わりません。百戦錬磨の採用担当者ですので、すぐにわかってしまうでしょう。参考にするのは構いませんが、丸写しはやめましょう。
職務経歴書は、自分の本気度やどれくらい会社に貢献できるかを伝えるためのものですので、書き方ひとつで与える印象が変わります。
詳しくは
職務経歴書のよくある失敗例と改善ポイント
を参照してください。
パターン別職務経歴書テンプレート
基本的に書式自由である職務経歴書には、よく使われる書式パターンがあります。「編年体式」「逆編年体式」「キャリア形式」の3つのパターンです。それぞれに書き方や用途が違いますのでチェックしておくと便利です。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
職務経歴書はどんなフォーマットを使えばいい?
職務経歴書を初めて書かれる方はぜひ下記のテンプレート、記入例を利用してみてください。
まとめ
いかがでしたか。履歴書と並んで、求職者の印象や採用選考の鍵を握る職務経歴書は、履歴書同様に丁寧にかつ、ポイントをしっかりと押さえて書く必要があります。JOBDOORでも、職務経歴書の書き方のアドバイスのほか、職務経歴書を0から作るサービスもおこなっていますのでお気軽にご相談ください。
JOBDOORでは求職者の方とのヒアリングから職務経歴書を作成いたします!
JOBDOOR(ジョブドア)では、「ひとりで悩まない転職」をモットーにあなたの転職活動と未来を全力でアシストします。的確なアドバイスときめの細かいサポートであなたと企業様を繋ぎます。ぜひ、お気軽にご相談ください。