面接の達人

好感度がアップする転職理由の答え方。参考になる転職理由を紹介!

今回は、印象がアップする転職理由の答え方についてご紹介します。面接時に聞かれることが多い「転職理由」。どのように応えるのが適切なのか悩まれる方も多いのではないででしょうか。そこで、好感度がアップする転職理由の答え方についてまとめました。

はじめまして。転職エージェントとして日本全国に向けた職業紹介サービスを提供しているJOBDOOR(ジョブドア)です。 
こちらのブログでは転職成功への入り口となるような情報を発信しています。

面接において、転職する理由は、企業側にとっても重視する項目です。面接時に、前向きで好印象を与える転職理由を導き出すためのポイントをご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。 

 

面接官が転職理由を重視する理由

面接官が転職理由を重視する理由として、応募者が「入社後にすぐに退職しないか」を見極めるためということが挙げられます。応募者の転職理由と自社で起こるかもしれないことを照合し、相性をチェックすることでミスマッチを防ぎたいという想いがあります。また、面接官は、応募者の入社後の活躍に期待していますので、転職理由が前向きかつ、意欲的なものであれば、好印象を与えることができます。

 

転職理由を考えるためのポイント

転職理由と志望動機に一貫性を持たせる

転職理由と志望動機に一貫性を持たせることが大切です。ここがちぐはぐだと説得力に欠けてしまい、あまり良い印象を与えることができません。
例えば、組織の問題や企業の方針により、前職では、自分がやりたい仕事や目標を達成できなかったことが最大の転職理由だったとします。そうすると、おのずと志望動機は、志望する企業では、やりたい仕事を担当することができ、目標を達成できるフィールドがあるということ、になるはずです。
このように自分の考えを整理することで、転職理由と志望動機はこのようにリンクしていることに気付くはずです。一貫性を持たせた自然な流れで語ることで説得力が生まれ、訴求力があがります。

 

ネガティブな理由をポジティブに変換

ネガティブな理由をポジティブに変換することも重要なポイントです。例えば、「この仕事が嫌だ、もうついていけない」と感じていた場合、まず、どんな仕事や作業が嫌だったのかという点を整理します。仕事の「何が嫌」で「どういう点が自分に合わなかったのか」を知ることで、自分がしたかったこと、楽しいと思えた仕事がみえてくるはずです。たとえ「嫌だったから」という理由も、冷静な目で自分自身を分析することで「これがしたかったから」に変換することが大切です。自己分析が難しいという方も、第三者に話すことで客観的で中立な意見がもらえることもあるので友人や転職エージェントなどに相談してみてもよいでしょう。

 

前職の悪口を全面的に押し出さない

現職や前職の悪口を面接で伝えても良い結果には繋がりません。企業体制への不満など、転職理由のなかにネガティブな要素があったとしても悪口はNGです。例えば、「前職は頑張っても全然評価してくれず給与が上がらなかった」という理由だとしても、「御社の社員の頑張りをしっかりと評価してくれる体制に惹かれました」など、前向きな言葉に置き換えて伝えるように努めましょう。
また、単なる不満としてではなく「客観的な事実」を冷静に語った方が好印象。「嫌だったことや不満に思ったこと」ではなく、「自分が思い描くキャリアプランや働く目的は何なのか」という観点で考えることでよりよい回答が見つかるはずです。

 

嘘を言わない

転職の理由には、人間関係や職場への不満などネガティブな要素が影響していることも多々あります。しかし、だからといって、その場しのぎの嘘で取り繕うのはNG。ネガティブな部分も含めて、転職理由を客観的にかつ、前向きに分析することが大切です。「なぜ転職したいのか」を事前に整理しておくことで説得力があり、ポジティブなメッセージを伝えることができます。また、空白期間や、転職回数などについても同様です。誠意を持った対応と実直さは、面接官に伝わりますので、たとえ自分の弱点や不利だと思うことがあったとしても嘘はやめましょう。

 

参考になる転職理由と志望動機を紹介

最後に転職理由から志望動機を導きだした事例をご紹介します。

 

職場環境を変えたかったAさん

前職:

製造業

 

転職を考えたきっかけ:
体制が古く、昔ながらのトップダウン方式の企業で働いていたAさん。会社の経営陣や上司との風通しが悪く、スタッフ同士も仲が悪かったため、職場環境や仕事に対する不満が溜まっており転職を決意しました。

 

面接で答えた内容:
「以前から、風通しの良い職場で働いてみたいと考えており、事業内容から一緒に考えることができる環境に憧れがありました。また、御社のベンチャーで成長性がある点にも魅力を感じました。」

 

モチベーションが低下していたBさん

前職:

製造業

 

転職を考えたきっかけ:
自動車部品の工場で働いていたBさん。単純作業ばかりでやりがいをかじることができなくなっており、仕事に対するモチベーションが著しく低下してしまったことで会社を辞めたいと思い始めました。

 

面接で答えた転職理由:
「自分のやりがいが評価される環境で挑戦したいと思ったのがきっかけです。また、自分の働きが評価や給与にしっかりと反映される体制の企業で働きたいと思い転職を決意しました。」

 

ライフワークバランスを見直したかったCさん

前職:
デザイナー

 

転職を考えたきっかけ:
新卒で制作会社に入社後、デザイナーとして働いていたCさん。育休・産休制度が整備されておらず、将来のことを考えて転職をしたいと考えるようになりました。

 

面接で答えた転職理由:
「日頃から、女性が活躍できる環境で仕事を続けたいと考えていました。結婚・出産を経ても長く働ける環境で、腰を据えてキャリアアップしていきたいと思い転職することを決めました。」

 

まとめ

いかがでしたか?ネガティブな要素が含まれることが多い、転職理由も、考え方を変えて分析することでポジティブな言葉に変換することができます。上記のポイントを押さえながら、好印象を与えられるような転職理由の回答づくりをぜひ、実践してみてください。

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